空白が を生む
お笑いでも物語でも音楽でも、空白というものがある。
お笑いで言うと間のことなのだが、漫才でも間は大事だ。
漫才をするときに間を詰めてしまうと観客がネタを理解して笑う前に、話題が切り替わるため笑いが少なくなる。
ボケる→つっこむ→観客が理解する
といったように理解する間が必要だ。
だからわかりずらいボケや、ツッコミはあえて間を長くすることで観客に考える時間を与えたりする。
演劇の中でもドラマチックポーズと呼ばれる、空白の時間がある。
演劇では重要なセリフを言った後に沈黙を作ることによって、重要なセリフに印象を持たせることができる。
言葉と言葉の間にある空白。
その空白ができる事によってそこに読み手や聞き手の思考や、想像が挟まる。
空白によって自分と作品とが重なり合い、より深くなっていくのではないだろうか。
空白が『深み』を生む