インターネットは人を成長させるのか。

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あなたはトーマス・エジソンが何年に生まれ、何年に亡くなったのかわかるだろうか。

その答えは皆さん「YES」になる。

それはなぜか、インターネットで「トーマス・エジソン」と検索するだけで、1分もかからずに答えがわかるからだ。

 

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インターネットが普及した今、知りたいことはなんでも手元の小さな機械で即座に調べることが出来るようになった。

好奇心が湧いたらすぐに検索して答えを見つけられる。 時代はいかに人間が楽になるかを追い求めているように思える。


ただ楽をした分の代償というのは、とても大きいのではないかと近頃考えるようになった。 すぐに検索できることによって確実に記憶力が低下している。小学生の頃なら、家の電話番号も友達数人の電話番号も覚えていた。それが今ではスマートフォンのアドレス帳を見なければ、家族の電話番号すらわからなくなった。

単純に覚える必要がなくなった。

自分が今まで蓄えた知識は脳のデータベースではなく、インターネットのデータベースに蓄えられるようになった。
考えずとも答えが分かる時代、次第に考えることが少なくなっていき、偉大な先人や権力者の言葉を「答え」として生きていく。

覚える必要も考える必要も無くなってきているのではないか。

それでいいのだろうか。インターネットよりも優れた答えは出せないのかもしれないが、自分なりの答えを出すことに価値があるのではないだろうか。