他人にどう思われたい?

優しい人、面白い人、真面目な人、頭の良い人。

他人にこう見られたいって理想は皆さんにもあると思います。ただそう考えるのは無駄なんじゃないかと最近思ってきました。

人は記憶を頼りに目の前のことを判断しますよね。危ない目にあった路地裏を通らなくなったり、初めて会った人は今まで会った人と比べて自然に分類分けをしているのではないでしょうか。

過去にあった人と比べて似たような人を探す。そして、あの人はオタクで根暗な人、あの人はチャラくていい加減と判断する。

でもそれは決して悪いことではなく、危険を避けるために必要な能力だと思うんです。街中で悪いことをしている人を目撃した方は、同じような特徴を持つ人には近づきたくないはずです。そうやって自然に分類分けをすることで、危険や問題を回避しているのだと私は考えます。

ただ私が考える危険人物とあなたが考える危険人物は一致しているでしょうか?完全に一致していることはないと思います。

それは危険人物だけではなく、優しい人、面白い人、真面目な人、頭の良い人も当てはめることが出来ると思うんです。

当たり前ですが、自分が面白い人に見られたいと思っていても、ある人には面白いと思われ、ある人にはつまらないと思われてしまいます。ファッションだってそうですよね。流行りのファッションをおしゃれと思う人もいれば、ダサいと思う人もいます。

折角自分の個性を押し殺して周りに合わせてるのに、と思う方もいるのではないのでしょうか。

ただそれを考えると、取り繕って生きようが、ありのままに生きようが、ある人には印象良く見られ、ある人には印象悪く見られるのは変わらないと思うんです。

精神を消耗して過ごしていても、自分らしく過ごしていても、どの道良くも悪くも見られるのであれば自然体が自分にとって1番良いのではないでしょうか。