不完全であることのメリット

皆さんは他人がジグソーパズルをやっているのを見ていて、思わずピースをはめたくなる時はありませんか?

それと同じで友達が苦手なものを代わりにやる、ということが少なからずあると思います。

例えば、料理が出来ない友達に料理を作ってあげたり、方向音痴な友達に道を教えてあげたり、ゲームが苦手な友達にやり方を教えてあげたり。

他人の欠けたピースを自分が持っていると、自然とピースをはめたくなりますよね。それでは、出来上がったパズルではどうでしょうか。

ほとんどの人はその完成品に、手を出さないと思います。私はなんでも出来る人を目の前にすると、その人の邪魔をしないよう極力関わらないようにします。

恐らく自分を完璧だと振る舞っている人に対して、「お前は不完全だ!」と指摘する人は少ないでしょう。

なので、不完全であるということは、他人が入る隙があるということです。その隙があることで、人との関わりが生まれるのではないでしょうか。

私は昔から勉強が出来ず、常識問題がわからないということがよくありました。(高校生の頃、初日の出を見ようと海を眺めていたら、後ろから太陽が上がってきました) そんな私に周りが教えてくれたことが、一つのコミュニケーションになっていたと思います。

今でも私にも、今これを読んでくれてるあなたにも、友達や恋人がいるのは、私やあなたが不完全だからとも考えられるのではないでしょうか。